この記事では、
- 大学の成績が悪くても就活には影響ないって聞くけど、
- 実際どうなの?
と不安に感じている方に、
就活と成績の関係性についてお話ししたいと思います。
先に結論をお伝えすると、
就活に成績は99%関係ないです。
実際に私の大学時代の成績は
とても人に見せられるものではありませんでしたが(笑)、
就活では満足いく結果を残すことができました。
企業が就活生の成績を重視しない理由と、
じゃあなぜ成績証明書を提出させるのかについて説明しますね!
成績の基準は学校によって違う
就活をすると、必ずどこかのタイミングで成績証明書の提出を企業から求められます。
成績証明書には、自分が取った科目と単位数、その成績などが載っています。
では、その成績を就活生同士で比較できるかというとそれはできません。
なぜかというと、
授業のレベルは大学によって違っていて、
同じ大学内でも単位の取りやすい講義と取りにくい講義があるからです。
そしてそのことは企業側も理解しています。
そのため、成績から優秀な人材を見極める事はできないので、企業が成績を選考の基準として重視することはありません!
学校の成績と「仕事ができる」は直結しない
就活で成績が重視されない理由の二つ目に、
「成績と仕事ができるは直結しない」という事があります。
特に最近は仕事で結果を出すためには、
資格などの「ハードスキル」よりも、
目に見えない「ソフトスキル」の方が重要だと言われています。
ソフトスキルとは、コミュニケーション能力やリーダーシップ、協調性など、その人の人間性に関わるスキルの事です。
専門的な知識や資格といったハードスキルは後からでも身に着けられますが、
人間性に関わるソフトスキルを身に着けられるかは完全にその人の意識次第です。
そのため、企業は成績よりも人間性の部分で優れている人を採用しようとしています。
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企業が成績証明書を提出させる3つの理由
企業が成績を重視しない理由については分かってもらえたでしょうか?
では次に、なぜ企業は成績を重視しないのに成績証明書を提出させると思いますか?
その理由は3つあります。
エントリーシートの経歴に嘘がないか確認するため
正直、エントリーシートってどれだけでも嘘を書けるんですよね。
「内定を出そうとしていた人が実はまだ高校生だった!」
なんて可能性もあるわけです。
企業はそういう可能性を排除するために成績証明書を使って、
- 通っている大学に嘘はないか
- 学部や専攻に嘘はないか
- 入学年度は正しいか
などの経歴の確認を行っています。
嘘がないかを成績証明書から確認するのは経歴だけなので、
学生時代に頑張ったことなどについては多少嘘でも問題ないですよ!
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卒業できそうかを確認するため
企業は毎年、「今年は〇人採用する」という綿密な計画を立てています。
そのため内定を出した学生が、
「単位が足りず大学を卒業できない!」
なんて事になると計画は大崩れ。
新入社員用として準備していたパソコンや研修の教材は無駄になります。
そして、
採用を担当した人事部は配属予定だった部署に頭を下げ、
新入社員が担当するはずの仕事は別の人が追加で受け持つことになります。
時間もお金も余分にかかることになるわけです。
そんなことにならないように、
ちゃんと卒業できそうかを企業は成績証明書を見て確認しています。
専門職(理系)の場合は最低限の知識があるかを確認するため
これは主に理系の人に関係するのですが、
例えばプログラミングができる人を採用したいとなったら、やっぱり大学でプログラミングの授業を受けていた人を採用したくなりますよね。
プログラミングに触れたことがない人に仕事を任せるのはかなりリスキーです。
そのため、最低限の知識があるかを成績証明書から確認しています。
ただ評価については先ほど説明した通り、重要ではありません。
仕事は机上での勉強より、実践で覚えていくことの方が多いので。
それよりも人間性などのソフトスキルの方が重視されます。

まとめ
大学の成績は就活には影響しません!
その理由は、
- 成績の基準が学校や先生によって違うから
- 成績よりも人間性などのソフトスキルの方が重要だから
それでも企業が成績証明書を提出させる理由は、
- 経歴に嘘がないかを確認するため
- 問題なく卒業できそうかを確認するため
- 専門職(理系)の場合、最低限の知識があるかを確認するため
成績が悪い人は悲観的になることなく、自信を持って就活してください!
成績が良い人は決して油断せず、就活でもこれまで通り結果を残せるように頑張りましょう!
